

【推薦理由】
4月から2週に1回、ちょっと風変わりな記事の掲載が続いている。紙面データベースを基にした関東大震災・検証連載だ。ここまでのところ、主として朝鮮人虐殺の報道を通じて、何が起きたかを再検証する試みで、副題に「混乱と隠蔽の足跡」とあるように、新聞の力とともに危うさを示すものにもなっている。6月(27回)の掲出紙面はそのわかりやすい事例だ。政府が公文書を隠蔽・改竄・廃棄する日本社会は、総じてアーカイブ力が弱いが、その中で新聞社のデータベースが「歴史の証人」として大きな意味を持つ。その意味と意義に改めて光を当てる企画として注目したい。なお、自社のデータベースを使う試みは23年に自紙の歴史を振り返る企画で行っており(全38回)、今後もさらに違った展開が期待できそうだ。
(推薦者名 理事 山田健太)
【外部リンク】【信濃毎日新聞デジタル「データベースでたどる】

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