




【推薦理由】
福島民報社は震災後、[あなたを忘れない]という連載を不定期で続けられています。300回を超えているかと思います。これは震災で亡くなった人の遺族に話を聞き、犠牲者がどんな人だったのか、残された家族はどんな思いかをまとめる記事になっています。これには、四つの深い意義があるかと感じています。
①震災の風化を防ぐ。
②全国紙が引き上げたあともその土地に根を張り、遺族とともに生きる地方紙にしかできない点。取材は遺族も嫌がるものです。でも2年後、3年後、10年後ならば心に変化が生じ、いつか答えられるかもしれない。記者の方は、遺族と何年も向き合い、取材できる時を待ちます。
③遺族はいつか、あの人が生きた証を残したいと思うときが来るかもしれない。その時に福島民報社が寄り添う癒やしになればという思いがあります。
④向き合う記者もつらい作業になると思います。でも、何があって、どうやればその命は救われたのか。考えながら私たちに教訓として伝えています。
(推薦者 理事 川本恭治)

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